HHKB Professional HYBRID
Table of content
概要
- HHKB Professional HYBRID (non-TypeS)が Amazon でセール中
- このブログはアフィリエイト目的ではないのでリンクは貼らない
- フラッグシップの静音タイプ(Type-S)ではないので注意
- 7,100 円安くなっている(!)
- 自分は買った
- HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列を 3 年使った感想
- 人を選ぶのは間違いない。ただ自分は周り周って HHKB に戻ってきた。あと 10 年くらいは使う
- パームレストはタイピングフォームを工夫すれば不要
- てか机の上を広く使えて持ち運べるのが魅力なのにパームレスト使ったら本末転倒では?
- 長時間タイピングしていても指が疲れない。これは本当にすごい
- キー数が少ないが、キーマップを変更できるので工夫すれば問題ない
- 英語配列だけど日本語入力はスムーズにできる(スペースバーの両隣を IME ON/OFF に設定)
- Fn キーは左手に寄せてタッチタイピング可能にしている
- ここら辺の工夫が楽しいひとには向いていると思う
- 静音性を謳っているが HHKB の筐体の作りはそもそも音が鳴るように作られている気がしていて、古株ユーザーのレビューを見てもそれが魅力の商品だったのではという推測
- だから今回 non-TypeS を買うことにした
HHKB Professional HYBRID (non-TypeS)が Amazon でセール中
セール中!ってこのブログに書く意味は薄いかもしれないが、知らない人がいたら参考になるといいなと。 HYBRID を買おうか迷っていた人は買った方がいいと思う。 注意点はユーチューバーが宣伝しているType-S
ではないというところ。 ガジェット系ユーチューバーがドヤ顔で「HHKB のスコスコした打鍵音が~」とか言ってるやつではない。 ちなみにキーボード界隈のユーチューバーで、Type-S
を持ってドヤっている人が多数いるが本当に普段使ってるんか? コメント全部とは言わないが感想とか浅いんだよな。解像度が低いというか。 中には有用な情報を発信する普段使いしていそうな人もいる。 ただそういう人の動画はニッチだし、綺麗事言わないので再生数伸びてないよね。
HHKB を宣伝して再生数稼いでる系のユーチューバーははっきり言って嫌い。値段と雰囲気しか言わないじゃん。でもそれがマーケティングとしては正解なんだよな。 現実を見て買う人間は少数派で、大多数は雰囲気で買う。これが資本主義の辛いところ。
マーケティングの話になると、PFU は HHKB の試し打ちを一部の意識高いコワーキングスペースにしか展開しなかった。これは正直悪手では?と思っている。 ユーザーが3万越えのキーボードを試し打ちせずに買うか?まあここら辺は事情が知れないし、いちユーザーの言うことではないが。 でももしType-S
とnon Type-S
の両方が試し打ちできる場所が身近にあれば、もしかしたらnon Type-S
を買っていたかもしれない。 結局、自分がType-S
にしたのは3万越えのキーボードを買うのなら数千円多くなっても高い方が安牌だと思ったから。
閑話休題。Amazon の前は楽天でセールしていたので、もしかするとnon Type-S
の在庫整理かなという気がしている。 PFU が富士通からリコーに売却されて、ラインナップの見直しみたいなものが行われたのかもしれないと推測。廃版の可能性? そうなるとnon-TypeS
を手に入れる最後のチャンスの可能性があったので、今回購入することにした。
とはいえ 2 万 5 千円のキーボードを買うのは迷った。薄給リーマンなので。
購入に当たってはnon Type-S
の情報、特にType-S
から乗り換えた人の話を ChatGPT のDeep Research
を使って調べた。日本語以外の情報も知りたかったので。 HHKB HYBRID Type-S 無印 比較調査資料
まあ正直これ読んで購入決めたわけではない。amazon のレビューでclassic
に対するコメントはType-S
と違ってなんというか、HHKB に対する愛があるような気がしたから。
※classic
はnon Type-S
の有線版
あと個人的にはType-S
のちょっと擦れるような打鍵感には不満があった。だからnon Type-S
によって最高の打鍵感を手に入れられると思った。これは次のType-S
の感想に詳しく書きたい。
HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列を 3 年使った感想
自分が今使っているType-S
を買ったのは 2022 年の 4 月とか。 大学生活の最後のほうで、コロナ禍をきっかけにプログラミングを始めて2か月くらいのとき。 Mac のパンタグラフのキーボードだと指が痛くなったので、思い切ってバイト代を貯めて買った。 当時 emacs を使っていて、生みの親であるストールマンが使っていたというエピソードで HHKB を知った。
そっから使い続けてきたが、高さに慣れずパームレストを買うという発想がなかったので手首が辛くなって別のキーボードと行ったり来たりしていた。
今はタイピングフォームを工夫することで HHKB をパームレスト無しで使っている。 指を伸ばさず、丸めて手首が立った状態でタイピングをするといい。タイピングのイメージとしてはキーの表面を手前にひっかくような感じ。 スペースキーの左右にある余白に手のひらが軽く当たって、スペースバーに親指が乗ると肩は開くし リストレスト無しでリラックスできる。
HHKB を買って良かったのは、何時間タイピングしても疲れない。3 万 5 千円の価値はあったと自分は思っている。 キー数は少ないが、キーマップは変更できるので問題はない。IME の ON/OFF はスペースバーの両隣に置いているし、Fn8~12 がタッチタイピングしずらいので左手の近くに置いている。この Fn キーのリマップする 発想を amazon のレビューで見つけるまで、コーディングの際はフルサイズのキーボードを使いたいなと 思ったりしていた。今はまったく問題がない。Windows/Mac/Linux どの OS でもこの1台で完結する。
タイピング音に関しては、そんなに静かでもないと個人的には思っている。オフィスで使えはすると思うが、フェルトマットを敷かないと底打ちの音が机によっては響くと思う。
なんだかんだ一般的なメンブレンと同じくらいの音量はする。エンター強めに押す人は底打ちの音が結構うるさいと思う。吸振マットつけてもあんまりここは変わらない。
補足すると、吸振マットは効果はある。オフィスで使うなら買った方がいい。
こっからは特に自分の主観と憶測になるのだけれど、HHKB の筐体の底を指で叩くと音が響くのがわかると思う。 この響き方って楽器、特にピアノに似ている気がするんだよね。
底打ちの音が大きいって言ったけど、意図してこういう作りになっている気がしている。
実際音は大きいけど、打っている人は気持ちいい。Type-S
を使ってはいるが、静音性は HHKB の魅力ではなくむしろ良さを損なっているのではないか?
このような考えに至って、non Type-S
の購入を決めたというわけ。
届いたら、また感想をブログに書きたいと思う。